表面処理 |
装飾性 |
耐食性 |
耐摩耗性 |
導電性 |
特徴 |
ユニクロメッキ |
○ |
△ |
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・電気亜鉛メッキを下地に、光沢クロメート処理を行ったもの
・白錆発生まで約24時間(塩水噴霧試験)
・膜厚5μm |
クロメートメッキ |
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○ |
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・電気亜鉛メッキを下地に、有色クロメート処理を行ったもの
・白錆発生まで約48時間(塩水噴霧試験)
・膜厚5〜8μm |
黒亜鉛メッキ |
○ |
○ |
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・電気亜鉛メッキを下地に、硝酸銀などを含んだ溶液でクロメ ート処理を行ったもの
・黒色のメッキを比較的安価でできる
・膜厚15μm |
三価クロメートメッキ |
○ |
△ |
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・三価クロムに置き換え、RoHSに対応させたもの
・自己修復作用は六価では発生するが、三価では発生しない |
三価黒色クロメートメッキ |
△ |
○ |
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・三価クロムに置き換え、RoHSに対応させたもの
・自己修復作用は六価では発生するが、三価では発生しない |
ブロンズメッキ |
○ |
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△ |
・GBメッキと呼ばれている
・銅メッキを下地に貼り、薄く黒く染めるため、特殊な薬品に漬け、研磨したもの |
ニッケルメッキ |
○ |
△ |
△ |
△ |
・光沢をもつきれいなメッキのため、装飾用として用いられることが多い
・下地に銅メッキや下地用ニッケルメッキを貼り、耐食性と鉄との密着性を向上させている
・膜厚10μm |
黒二ッケルメッキ |
○ |
△ |
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・黒色の亜鉛−ニッケルの合金メッキを薄くニッケルメッキの上につけ、ニス付けを変色防止のために行ったもの
・黒ニッケルメッキ自体は0.2〜0.3μm |
無電解ニッケルメッキ |
△ |
○ |
○ |
△ |
・樹脂のような電流を通さないものにも処理できる
・溶液中でニッケルと燐の合金を還元させ、表面に析出させるので、むらなく処理できる。
・膜厚3〜20μm |
スズコバルトメッキ |
○ |
△ |
△ |
△ |
・クロムめっきやステンレスによく似たシルバー色から六価クロムの代替えめっき被膜として幅広く用いられている
・スズコバルトメッキ自体の膜厚は0.2〜0.3μm |
クロームメッキ |
○ |
○ |
○ |
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・クローム層をニッケルメッキの上に施したもの
・装飾性が高く、シルバーに美しく輝き、最も金属感のあるメッキ。 |
バフクロームメッキ |
○ |
○ |
○ |
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・バフ研磨をクロームメッキ処理前の素地にかけ、表面を滑らかにしたもの
・光沢・美観性が通常のクロームメッキよりも優れている
・膜厚15〜30μm厚 |
スズメッキ |
○ |
○ |
○ |
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・銀白色の光沢は大気中の安定性が高いためである
・ほかの金属と比べ人体への毒性が低い |
ドブメッキ |
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○ |
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・膜厚が非常に厚いため、めねじに施す場合は、オーバータップをしないとねじ山が潰れてしまう |
ラスパート |
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○ |
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・耐酸性、耐アルカリ性が良いため、屋外用品の使用に適している
・RoHS非対応(六価クロムを含有しているため) |
ディスゴ |
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○ |
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・耐熱性・耐候性・耐薬品性に優れている
・水素脆性を防ぐために開発されたクロームフリーの処理
・クロームフリーの処理のため、人体に優しい。 |
ジオメット |
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○ |
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・六価クロムを含有していないので、RoHSに対応している
・鉄、アルミ、ステンレスなど様々な金属に処理を行うことができる
・膜厚8μm |
パーカー処理 |
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○ |
○ |
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・油の浸食がよくなるので、塗装の下地に適している
・元の素材自体を化成処理するので、寸法増加はほぼない
・電気が流れにくくなる |